上司に転職を報告。気まずくならないベストなタイミングと伝え方

転職を上司や会社に伝えるベストなタイミング

転職活動ってなんとなく始めるのじゃなくて、「転職するッ!」ってある程度考えが固まってから転職活動を始めますよね。

そこで気になる人が多いのが、

「転職を考えてます!」

と、上司や会社に転職を報告するタイミングです。

ということです。

 

「そんなのいつでも良いじゃん。」

なんていう人もいますけど、この転職を報告するタイミングが結構気を使うんです。

 

30代ともなってくると、それなりの仕事を任せられるようになり部下もいるという人も多いと思います。

任せられている業務のこと、部下のことを考えると、自分のタイミングだけで転職することを報告するのはなかなか難しいですよね。

 

実際に「転職します!」と上司や会社に伝えてから転職活動を始めたものの、転職先がなかなか決まらないなんてことになったら格好つかないです…(笑

それに、上司や会社に言うタイミングを間違えたばっかりに、

退職するまで冷たい目で見られて…

なんてことにもなりかねないです。

 

転職を報告するタイミングは重要!

 

私がこれまで様々な人が転職する場面を見てきて、会社や上司に転職を報告するタイミングはいつがベストかというと、

転職すると決意した時ではなく、転職活動を始めた時でもなく…

転職先が決まった時!

これが会社や上司に転職を報告するベストなタイミングです。

 

転職先が決まってから報告するのがベスト

 

なぜ転職先が決まってから?

と思われた人もいると思うのですが、これにはやはり30代で転職するとなると様々なしがらみが関係します。

実際にあったケースを紹介するのとともに、

なぜ会社や上司に転職を報告するのは転職先が決まった後がベストなタイミングなのか?

 

その他にもスムーズに転職したいのなら欠かせない、

転職を報告する時に大切なコト

について紹介します。

上司や会社に転職を報告するタイミングは転職先が決まってから。その理由は?

ベストタイミングは転職先が決まった時

自分は転職経験が3回あり、現在は採用担当をしているのですが、今まで転職しようという人を何人も見てきました。

そんな自分が、上司に転職報告するならこのタイミングにがベストだと確信しているのは、先ほど紹介したように

 

転職先が決まった後で上司に報告する。

このタイミングがベストです。

 

自分は採用担当も兼任しているので、転職したいと思っている人から相談を受けることもよくありますが、

「いつ上司に転職することを言おうか…」

と悩む人も多いです。

 

結果として、転職することを上司に伝えてから退職するまでの間、後ろ指差されることなくスムーズに転職することが出来ていたのが、転職先がほぼ決まった後で会社や上司に転職することを伝えていた人達でした。

 

スムーズに転職できてる人が多い

 

転職する人の性格なども関係しますが、転職で退職するにしても、今働いている会社や上司との関係性が悪くなって転職するより、良い関係性を保ったまま転職する方が良いですよね。

 

転職を1度でも経験したことがある人なら分かると思うのですが、思っている以上に世の中って狭いです。

(辞めたら二度と会うことは無いだろう)

なんて思っていても意外と退職してからも接点があったり…。

自分は退職2日後にたまたま電車で隣に立っていたのが元上司だった。なんて経験があります。笑

電車を待つ前職の上司

人間関係の面で見ても、次の転職先が決まってから会社や上司に転職の報告をしていた人たちは、元の会社の上司や同僚と良い関係性を保ったまま転職できています。

転職先が決まる前に上司に転職を言うのはちょっと早い…そのワケ。

転職するかも?の時点では言わない

まあこれは上司の人間性による部分も大きいのですが(笑)

自分がこれまでに転職をした経験上、転職することを素直に応援してくれる上司は少なかったです。

しかし少数ですが、転職を上司に相談したら応援しれくれた上司もいることはいました。(腹の底はわかりませんが…)

 

転職を応援してくれた上司の場合、転職を考えてると相談した後でも

「転職先は決まったのか?」

と心配をしてくれたり、

「何だったら知り合いのいる会社に聞いてやろうか?」

なんて本当に知り合いの会社を紹介をしてくれる優しすぎる上司もいました。

でも…

転職を伝えた途端、冷たくなる上司や同僚もいる。

転職を伝えた途端冷たくなる上司

上司や同僚の中には

「あーあいつどうせ転職するんだろ。」

みたいな感じで、転職することが分かった途端に態度が冷たくなったり、退職の日まで雑務ばかりを押し付けるような上司もいます。

どちらかというとこんな感じのドライな上司の方が多かったですね。自分の経験では…。泣

 

実際、転職を上司に相談して退職するまでの短期間に、職場の居ずらい雰囲気に耐えられずストレスで人間不信になった人もいました。

 

まあ仮に自分が上司の立場だったとして、人が抜けたら忙しくなってしまう事、転職する人の代わりを育てないといけない事などを考えると、転職が確定している部下に優しい態度をというのは難しいかもしれないですよね。

転職先が決まっていれば冷遇にも耐えられる!

腕まくりして気合をいれる男性

転職をするとわかった途端に掌を返したような冷たい対応をしてくる上司や同僚がいたとしても、もしあなたの転職先が既に決まっているのであれば、転職するまでの約1ヶ月〜2ヶ月を乗り越えれば良いだけなので何とか耐えれますよね。

 

しかし、転職先が決まってないとなると…

「いつまで上司の冷遇に耐えれば良いのか」

と焦りや不安が出てきて、転職する目的が「会社が嫌だからとにかくどこでも」なんてことになり転職した後で後悔することにも。

こんな風に

今の職場から離れることだけが転職の目的になるのはマズい

です。

 

実際にあったケースで、自分が以前勤務していた会社の営業職の人で、

「転職しよう!」

思った段階で上司に転職の意向を伝えた人がいました。

しかし、転職活動をはじめたもののなかなか転職先が決まらず、上司や同僚の冷たい視線に耐え切れず、転職先が決まらないまま会社を辞めてしまった人がいました。

結局その人は会社を辞めてからも転職先が決まらず、アルバイトをしながら転職活動をしてやっと半年後に決まったみたいですけどね…。

 

他にも、男気ある同僚が、

「陰でコソコソ転職活動をするのは嫌だ!上司に伝えてから転職活動をする」

と決めて、上司に報告してから転職活動を始めたのですが…

結局、希望するような転職先が見つからず、転職活動をしている最中に「自分の価値はこんなものか…」と自信を無くし、転職しなかった同僚もいました。

 

そんな人たちを見てしまったからかもしれませんが、

「転職しようかな」という気持ちの段階で会社もしくは上司に転職すること言っても、メリットはほとんど無いです。

 

たしかに、先に転職する意思を上司や同僚に言うと、気持ちが「転職をする!」という方向に固まるかもしれませんが、気持ちだけで転職先が見つかるワケじゃないです。

ズルいと思う人もいるかもしれませんが、

やはり在職中に転職活動をして、転職先が決まった段階で上司に言うのがベストです。

在職中の転職活動については▼こちらの記事で詳しく

在職中に転職活動をする男性 在職中に転職活動をする方が転職は成功しやすい!

 

あなたの転職の邪魔をする引き止めにも注意を

部下の退職を引き止める上司

転職する意思が固まって、上司や会社に退職を伝えると引き止められるケースも多いです。

もちろん給料や条件を見直してくれるようなポジティブな引き止めな場合もありますが、注意すべきはネガティブな引き止めをされた時です。

 

なぜあなたが前に進もうとしているのに転職の邪魔となるネガティブな引き止めをするのかというと…

ネガティブな引き止めをする理由

  • あなたが抜けることで人手不足になってしまう
  • 会社にとってあなたが都合が良い人材だから

などなど上司や会社が退職をネガティブに引き止めてくるのには他にも様々な理由があります。

引き止めにあって転職するまでに時間がかかってしまった…なんて事にならないためにも▼こちらの記事も読んでおいてください。

退職の引き止め会社の思惑は? 非公開: 退職の引き止め…その時会社にはこんな思惑が。

そもそも転職を上司に相談するべきなのか?

転職の相談を上司にしようとしてる男性

転職を上司に報告するのは、転職先が決まった段階で伝えるのがベストですが、もっと前の段階。

転職を上司に相談した方がいいのか?

ということ自体も気になりますよね。

 

転職しようと思っていることを上司に相談するかどうか…

これには相談した方が良い場合相談しなくてもいい場合の2つのケースが考えられます。

どんなケースかというと…

転職を上司に相談した方が良いケース

転職の相談を快く受けてくれる上司

まず上司に転職を相談した方が良い場合についてですが、現在の職場が「もう少しこうだったら続けるのに…」という、

ちょっとしたことだから、上司に相談したら改善してもらえるかも?

こうした理由で転職を考えているのであれば、上司に相談をした方が良いです。

 

というのも、あなたの思う「もう少しこうだったら」という部分を素直に上司に伝えることで、その部分が改善されれば転職しなくてもいい可能性があるためです。

ただ重要なのが「もう少しこうだったら」という部分です。笑

もう少しの条件交渉なら上司に相談を

 

たとえば、あなたが現在の職場に望む条件が

「もっとこうだったらいいのに…」

という感じで、仕事を続けるのに大幅な条件の改善が必要となる場合は、さすがに上司に相談したとしても改善される見込みはほとんどありませんよね。

 

たとえば給料の大幅なアップであったり、未経験の部署への配置転換などは改善される見込みはほとんど無いですよね。

 

しかし、「もう少し」ぐらいの改善であれば、上司に相談することで変わる可能性があるからです。

そのためあなたの転職理由が「今の会社がもう少しこうだったらな」という理由であれば、転職を上司に相談して素直に思っていることを打ち明けてみるべきです。

転職を上司に相談しない方が良いケース

転職の相談に呆れてる上司

反対に上司に転職を相談しない方が良いケースは、

 

上司に相談をしない方が良いケース

  • あなたの求める条件と現状の条件がかけ離れている。
  • 今の仕事と同業他社に転職しようとしている。
  • 上司との信頼関係が良くない。
  • 転職を応援してくれるような上司ではない。

 

このような場合は、上司に転職を相談するだけ時間の無駄です。

 

上司に転職を相談しても改善されない

 

それに仮に上司に相談したとしても、無意味に引きとめを受けたり、どうでもいいような噂が流れたりと、転職を前向きに考えているあなたにとってマイナスにしかなりません。

 

⇒もしあなたが現在の職場では希望する条件は無理だと思っているのなら、この転職エージェントに相談してみては?

 

そのためこうした場合は、転職を上司に相談せずに、転職先が決まってから上司に言うのがベストです。

気まずくならないために!転職報告、上司への言い方と報告する順番。

転職上司への言い方

転職する決意をしていよいよ上司に報告するとなった時、上司への言い方も何て言うか迷いますよね。

「できるだけ気まずくならないように転職することを上司に伝えたい…」

と考えますよね。笑

 

キレイごとは無しで、先に言います。

転職を上司に報告すると、ある程度気まずくなるのは仕方ないです。

 

上司からすれば信頼している部下が辞める…となると、落ち込む人もいれば、怒りを覚える、なんて人もいますよね。

なので転職を報告する時に上司と気まずくなるのはある程度仕方ないと思って心の準備をしておくべきです。

 

上手な言い方をすれば上司も理解してくれる

 

上司に転職を報告したからといって、次の日から仕事に来なくていいかというと…そんな都合良くはいかないです。笑

退職することが決まったとしても引継ぎであったり、なんだかんだ約2ヶ月~3ヶ月ほどは今の職場で仕事を続ける必要があるのはよくあることです。

 

でも、

退職するまでの間は、上司と気まずい状態にはなりたくないですよね。

それに退職してからも、もしかしたら顔をあわせる機会があるかもしれないですし…

 

そう考えると、上司への転職の言い方もできるだけ気まずくならないように考えて言うのがベストです。

どんな言い方で上司に転職することを伝えれば良いのか?

いくつか実際にあった言い方の例をあげてみると。

上司へ転職を伝える時の言い方の良い例

上司に転職を報告する男性

 

これから先チャレンジしたい仕事が見つかったので転職しようと思います。

○○の分野を深く追求したいと強く思い、転職をしようと考えてます。

仕事をしていく内に○○に興味が出てきて、もっと知りたいと思い転職を考えています。

というのが上司への転職報告の言い方の良い例です。

【転職報告の良い言い方ポイント1】

上司への転職の言い方ポイント1

自分の成長のための転職だと伝える。

良い言い方のポイントは例を見るとわかるように「自分の成長」を転職の理由にしていることです。

もちろん全ての人の転職理由が自分の成長のためではないのは承知のうえです。笑

給料や条件面に不満があったり、仕事自体が合わなかったという理由で転職する人のほうが多いです。

 

しかし!それでもです。

スムーズに転職したいなら、上司に転職することを言う時にはグッとこらえて自分の成長のために転職をすると言った方が良いです。

 

というのも、既にあなたの転職する意思が固まっているのに、会社や給料の不満が理由だということを伝えても、無意味にギクシャクするだけですよね?

それに転職したとしても、これまでの人間関係が活きるかもしれません。

そのためにも会社に不満があったとしても大人ならこらえて「自分の成長のために転職するんだ」と言い聞かせて穏便にスムーズに転職するのがベストです。

【転職報告の良い言い方ポイント2】

初めて報告する時はまだ断定しない

初めて上司に転職することを言う時には、転職をまだ断定しない。

先ほど紹介した転職する言い方の良い例では、3つとも「思います」「考えてます」と言い方をしていて、転職することを断定していませんよね?

転職の意思が固まっていたとしても、初めて上司に転職のことを言う場合は「転職します。」と断定するのではなく、やや不確定部分を残しておいた方が良いです。

 

というのも、転職することをいきなり断定して言ってしまうと「あいつは自分のことしか考えていない」と上司に思われたり、上司のマネジメントを否定してしまうことになりかねないからです。

そのため転職が決まっていたとしても、上司に転職を相談している風に装っておくと、気まずくなりにくいです。

 

転職することの上司への言い方でベストなのは、

ベストな上司への言い方

  • 自分の成長のために転職をすると伝える。
  • 会社に不満があったとしても転職を決めているなら口には出さない。
  • 初めて転職を報告をする時は、まだ断定しない。

このことを守って転職することを上司に言うと気まずくなりにくいです。

スムーズに転職するには、転職を報告する順番にも気をつける

転職を報告する順番のメイン画像

転職する時には、報告する順番にも注意するべきことの一つです。

順番というのは、今働いている会社の誰から順番に転職することを伝えるべきか?ということです。

実はコレも結構重要なことで、退職までの日を穏やかに過ごすため(笑)には気をつけたいところです。

 

転職を報告する順番はというと…

順番1
直属の上司
 まずは課の直属の上司に転職することを報告する。
順番2
部もしくは課の上司
所属している課の入っている部がある場合は、その部の上司にも報告する。
順番3
同僚
 同僚に転職することを報告する。

この報告する順番がベストです。

 

避けたいのは、同僚に先に転職することを伝えてしまい、その同僚から上司に転職することが報告より先に伝わってしまうことです。

「なにかと相談にのってやったのに、なんで俺への報告が後なんだ!」

なんて怒ってしまう上司も中にはいます。(自分が以前に働いていた会社で実際にあった話です。)

 

退職することが決まっていたとしても、残りの期間も気持ちよく働きたいですよね。

転職を報告する順番にも気を使って、まずはお世話になった上司がいる場合は、その上司にまず報告するのがベストです。

もし転職する報告をSNSにアップするなら全てが決まった後で

部下のSNSを見て驚く上司

インスタにtwitter、それにフェイスブックなど社会人でもSNSをしてる人も多いですよね。

自分もたまに見かけるのですが、SNSに「転職することに決めました!」とアップする人もいますよね。

 

…SNSで転職を報告するのは人それぞれなので良いとは思います。笑

一つ知っておいて欲しいのは、

SNSって結構近い人に見られてる!

ということです。

「友人しか見てないし、まぁSNSで言っちゃっていいか」

なんて軽く考えていたことが、実は会社の人に見られていた…。正直なところ、これ結構よく聞く話です。笑

なのであまり気軽になんでもSNSに投稿するというのはやめておいた方がいいです。

 

でももしSNSで転職を報告するのであれば、上司や会社に報告し終って、転職先も決まった後でSNSにアップするべきです。

 

なぜかというと…

まず、先ほどの転職を報告する順番と同じように、最初は上司に転職することを伝えるべきなのですが、先にSNSにアップしてしまうと、同僚が先に知ってしまってあなたが上司に報告する前に耳に入ってしまう可能性が。

 

それに「転職するかも?」という段階でSNSに転職するかもみたいなことを投稿すると、もし上司や同僚に見られていた場合、

(転職しようとしてるんだな…)

なんて変に勘ぐられる可能性もあります。

なので、転職することが確実になって、転職先が決まってあとは退職するだけという段階になってからSNSで報告する方が無難です。

 

ちなみに、SNSが当たり前になっている今、応募者の名前をSNSで調べる…なんて企業も実際にあります。

転職の報告をSNSにアップするな!と言ってるわけではありません。

ただ、安易に確定ではない転職の報告をSNSにアップしてしまうと、後々面倒なことにもなりかねないということは覚えておいてください。

LINEやメールで上司に転職の報告をするのはNG

ニュースサイトなどでも、

「最近はLINEを使って退職を伝える人が多い。」

といった話題を見かけることがありますよね。

 

社内の業務連絡や上司とのやりとりにも、LINEなどのメッセージアプリが使われているというのも珍しいことではありません。

退職と同じ様に、転職することを口頭では上司に言いずらいからとLINEやメールで上司に伝える人も中にはいます。

遅刻や欠勤の連絡ならまだしも「転職することをLINEで上司に伝える」というのはさすがに上司からも印象が悪いです。

 

若い世代の人に、転職や退職をLINEやメールで済まそうとする人が多いです。

そしてそのLINEやメールを受ける上司が歳を取っていればいるほど

「こんな重要な事をLINEで済ませるのはおかしい!」

と、違和感を感じる人が多いのもまた事実です。

 

自分も30代なので、転職することをLINEやメールで伝えるということに関しては、わからない事もない部分もありますが…

還暦近い上司などは決まって「最近の若いヤツは」みたいな感じに起こってます。笑

 

転職することを上司や会社に伝えるのであれば、やはり直接話をして伝える方が良いです。

LINEやメールで「転職しようと思っています。」と伝えてそれで終わりというのは愛想が無いですよね。

 

求人への応募から履歴書の送付などがメールだけでできる時代ですが、少なくとも数年お世話になった会社や上司に転職することを伝えるのであれば、話をして口頭で伝える様にしましょう。

LINEやメールだけで伝えるよりも、大事な話は相手の表情をみて話すというのは大事なことです。

転職を上司に伝える時は、LINEやメールで伝えるのはやめておきましょう。

転職先の会社名を上司に報告する必要はない。

転職先の会社名を聞こうとする上司

転職すること自体は会社や上司に報告する必要があるのですが、

転職先の会社名を上司に報告する必要があるのか?

というと…

あなたの転職先の会社名まで上司に報告する必要はありません。

上司の中には、

「どこの会社に転職するんだ?」

とか

「転職先の会社ぐらい教えろよ、冷たいな。」

みたいな感じで、転職先の会社名を知ろうとする上司や同僚もいます。

仲の良い同僚ならともかく、上司にまで転職先の会社名をわざわざ伝える必要はないです。

 

もしあなたが、別に上司に転職先の会社名を知られても構わない。というのであれば転職先の会社名を報告しても問題はありません。

しかし、

「上司に転職先の会社名まで知られたくない」

と思っているのであれば、転職先の会社名を報告する義務はないので、教えなくて大丈夫です。

 

ちなみに、上司に転職先の会社名を教えたらどんなことが考えられるかというと…

「あ〜あの会社の課長は俺の知り合いだから、今度会ったらよろしく頼むと伝えておくよ!」

なんてマンガみたいなケースもあるかもしれませんが、かなりレアです。笑

 

自分がこれまでに見てきたケースで多かったのは、

「あいつあんな会社に転職して大丈夫かな。」

「あの会社、噂では結構ヤバいらしいよ…」

なんて、転職した人がいなくなってから飲み会などで、しょうもない事を噂されるのケースが多かったです。嫌な上司が多いですね…。笑

なので、あなたが教えるのが嫌なら、転職先の会社名まで上司に報告する必要は無いです。

後味の悪かった転職のタイミング

こんなタイミングでの転職は印象悪い

先ほど書いたように、転職するということを上司や会社に伝えるタイミング一つで、

今まで普通に働いていた会社が急に居心地が悪くなって…

ということもこともあるのです。しかも身近に。

 

その他にも自分これまでに見てきた中で、いくつか「このタイミングの転職はマズいんじゃないの…?」って思ったことがあるので、いくつか書き出してみると…

ボーナスが出るタイミングを見計らっての転職

これは結構多いのですが、貰えるものはもらっておこうって感じだと思うのですが、ボーナスが出るのを見計らって転職をする人が何人か居てたのですが、ちょっといやらしい感じがありましたね。

辞めることがほぼ決まっていたので「この時期までいればボーナス出ますよね?」なんて経理に直接聞くような人も。

さすがにこれは、それなりの年齢の社会人としてどうなの?ってなりますよね。

 

繁忙期になる直前での転職

ウチの会社の場合、決算が12月なので繁忙期が10月の半ばぐらいからやってくるのですが、繁忙期に忙しくなるのが分かっていて、その忙しくなる直前ギリギリに合わせて転職をしていった人もいました。

忙しすぎて本当に人手不足みたいな状況になることが分かっているはずだったので、「せめて繁忙期が終わってから転職して欲しかった」とみんなボヤいてましたね(笑

転職を上司に伝えるまでは、印象の良かった人だっただけに残念感がありましたね。最後の最後に。

 

業務の引継ぎ途中での転職

転職することがあらかじめ分かっていたのに、新人への業務の引継ぎの途中で転職すしていった同僚も。

引継ぎも半分以上終わっていてもう少しで引継ぎ終了という時に転職し肝心な所を教えず終いになり、結局一から引き継ぎをやり直すことに。

想定していた倍の時間が引継ぎに掛かってしまい、さすがにこれは優しい上司も怒っていましたね(笑

 

転職してきて1年以内でまた転職

これは後味が悪くて当然といえば当然なのですが、転職してくる人の中には何人かは1年以内にまた転職を繰り返す人が毎年いてるんです。

せっかく転職をしてきて、やっと仕事を覚えた頃にまた転職される…これが結構採用する側からすれば「期待していたのに…」ってマジで凹みます(笑

 

こんな感じで、転職を伝える時期・転職をするタイミングはやはり大事です。

「どうせ辞めるし関係ない」

っていう考えの人もいてるのですが、もしかしたら転職した後も何かの機会で前の会社の人と会うこともあるかもしれないですよね。

意外と世の中って狭いものなんです。

そんな時にもし後味の悪い辞め方をしていたら、どれだけ良い仕事をしていたとしても最後に印象は悪くなりますよね。

スムーズに転職できる人とできない人の違い。

デキる人の転職は印象を悪くしない

出来る限り転職をする時は後腐れなくスムーズに転職したいと思うのが普通。

でも、スムーズに転職ができる人できない人ってやっぱり分かれてしまうんですよね。

スムーズに転職ができる人って上司や会社に迷惑をかけず、印象を悪くすることもなく上手に転職します。

 

例えば業務の面でも、自分が退職をする日までにちゃんと引き継ぎをして、いなくなっても業務が回るようにしていますね。

あと、転職すると決まってからも適当に仕事をしたりせず、いままで通りちゃんと仕事をこなして、見ているこっちが「本当に辞めるのかな?」って思うぐらい退職するまで通常通り仕事をしていますね。

そういう人がやっぱり後腐れなくスムーズに転職することが出来ています。

 

転職することに関しての重要度って人それぞれ違うとは思うのですが、自分のことだけじゃなくて周りの環境にも配慮することって大事です。

新しく転職する会社によっては転職までの日数に融通が利かない場合もあると思うのですが、

理想的なのは転職するまでに短くても1ヶ月ぐらいの余裕を持って、転職先が決まったタイミングで上司や会社に転職するということを伝え、辞めた後もトラブルがないように引継ぎも漏れなくするというのがベストではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です