【体験談】アパレル販売員から未経験のマスコミ関係への転職

若い頃ってアパレルの販売員であったり、美容師やカフェ店員などに憧れる女性って多いですよね。でも、年齢によって憧れる職業というのは次第に現実的なものに変わって来るというのもよくあることです。

今回紹介する転職体験談は、20代のほとんどをアパレル販売員として仕事をしていた女性Tさんの転職体験談です。Tさんのプロフィールを簡単に紹介すると…

Tさんは現在37歳の女性で、アパレル販売員の仕事を長年してこられたのですが、30歳を転機にこのままアパレルの販売員をしていても先が不安ということになり、アパレルとは全く違う未経験の業種に転職をすることに。

という女性Tさんの転職体験談なのですが、長年経験をしたアパレル販売員を離れるきっかけは何だったのでしょうか?将来を見据えてTさんはどういった転職活動をされたのでしょうか?

それではTさんの転職体験談を紹介します。

長年のアパレル販売から転職を決めたきっかけ

現在37歳、独身女性(結婚歴あり…)です。私は31歳ぐらいから転職の準備を始め、32歳の時に転職しました。今はマスコミ関係の仕事をしています。

それ以前も何度か転職経験はありましたが、直前の仕事も含め主に服飾関係の接客・販売の仕事に就いていました。接客・販売の仕事は自分には合っていて、天職だと感じていました。ですがそうした中で30代になった私が好きな仕事を辞めて「転職しよう!」と考えたことには“きっかけ”がありました。

私は昔からファッションがとても好きだったので、学生の頃からアパレル関係のアルバイトをしていて、ずっと接客・販売の仕事一筋で20代を過ごしてきました。おしゃれをすることが好きで、自分自身のコーディネートを考えるのはもちろん、人それぞれに合ったコーディネートを考えることもとても好きでした。

人見知りもせず、人と話すことも好きだったので洋服の話をお客様と話したり提案することが楽しく、アパレルの販売スタッフという仕事は天職だと感じていて、遣り甲斐をもって勤めていました。

ですが、アパレルのお店にはそれぞれターゲット層(年齢)があるのが普通で、店員もお店にマッチしていることが重要になることから、当時働いていたお店に「このまま長く働き続けることは難しいだろうな」と常に不安を持っていました。

大雑把な言い方ですが、20代がターゲットのお店には20代の店員、30代がターゲットのお店なら30代の店員というように、お店のコンセプトが変わらない限りはいずれ転職を考えざるを得ない時期がやってくる、という状況にあるお店が大半だと思います。

年齢による感性の違いやお客様とのコミュニケーションという点から考えても仕方がないことで、アパレル業界で働く上で、必ず踏まえておかなければいけないことなのです。

将来に漠然と不安を抱えていた時、会社側から店長(雇われ)に、というお話を頂きました。私が働いていたアパレルショップは20代後半をターゲットとしたお店で、その当時は私は30歳だったのでターゲット層と全く合わないということもなかったのですが、いずれターゲット層とのズレが生じることはわかっていたので店長になるという決断はできませんでした。

そういった流れがきっかけで、転職を考え始め、最初は転職先候補の1つとして30代以上をターゲットとするお店を考えたのですが、またターゲット層に合わない年齢になると転職を繰り返す結果になるのだろうなと思うと、販売スタッフという仕事についていろいろと考えるようになりました。

しかも、30代以降になると年齢という壁により年々転職活動が厳しくなっていくことを想像すると、この機会にもっと広くさまざまな分野を見た方がよいのではないか、と考え、はじめて視点を変えて販売スタッフ以外の求人も見るようになったのです。

転職活動をしつつパソコン関連の資格を取ることに。

転職活動をして他分野の求人をいろいろと見ていくうちに気づいたことがありました。

それは自分自身の“弱点”でした。当時の私はパソコンが苦手で、基本中の基本操作しかできなかったため、例えばその先も接客・販売の仕事をメインとするなら特に問題はないかなと考えたのですが、その他の仕事の求人情報を見ていくと『パソコン操作ができる方』という条件が多く、このままでは転職先が限られてしまうし、これは大きな自分の弱点だと思ったのです。

パソコンの操作はもはや当たり前の時代に、ついていけていない自分は、知らない間に取り残されていたのだと感じてとても焦りを感じました。

もともと人と話したり動くことが好きなので、パソコンを使っての事務作業は苦手でできればしたくないと感じていたところでした。ですが逆に考えると、一番自分が苦手だと感じることを克服すれば、転職活動もしやすくなるし、自分に自信も付くのではと考えるようになりました。

そこで、「転職前の今が学習時期としてベストかも!」と考え、思い切って雇用保険の給付を受けながらパソコン関連の資格を取得することを目指しました。

慣れないパソコンの勉強に大変なこともありましたが、自分の将来が選択できる幅をどうにか少しでも広げたいと思って頑張りました。結果として3か月程度の学習でMOS(Microsoft Office Specialist)の資格を取得することができ、弱みを強みに変えることができました。

その後、本格的に転職活動を始めると、前職までの接客・販売経験も大きな強みとなり、比較的多くの分野への転職が望めるようになりました。

販売スタッフとして働いていた時は、コーディネートをするだけではなく、人を観察してお客様それぞれに合った接客が必要とされてきました。長年続けてきた販売スタッフという仕事の中で、そういったコミュニケーションスキルが自然と備わっていたことに、転職活動をしていて知ることができました。

転職活動を本格的に始める前は、接客業以外に挑戦することへの不安もありました。未経験の分野でしかも30歳という年齢、果たして私を雇ってくれるところがあるのだろうか?資格を取ったものの、実務経験がなければ見てもらえないんじゃないだろうか?年齢もネックになるのではないだろうか?転職のことを考えれば考えるほど不安になり、前職を辞めたことを後悔する日もありました。

ですが、実際は、しっかりと活動前に自分の弱点を考えた上で資格を取る勉強をしたことと、遣り甲斐を持って接客業を続けていたこと、将来をしっかり見据えての転職を考えていることが評価され、思ってた以上に良い反応をもらえる結果となりました。

未経験であっても、自分にできることが何なのかを自信を持って伝えることが出来れば、その企業の専門スキルがなかったとしても評価してもらえるのだと感じました。

また、いろいろな職種の面接を受けるうちに、自分がどんな仕事でどんな働き方をしたいか?という転職後の目標もだんだん明確になってきて、転職への意欲も日に日に増していたと思います。

実際の転職活動の中では、旅行業者、人材派遣業者、イベント関連業者等の面接を受け内定をいただくことができましたが、それらは条件の面で合わず、「もう一社」と思って受けたマスコミ関係の仕事に縁があり、無事に転職を果たすことができました。

転職後に感じた転職はタイミングが大事だということ。

マスコミ関係の仕事に転職後は、前職に比べて仕事内容も勤務時間等の面もハードになりましたが、接客業で得たコミュニケーション力が非常に役立ち、営業力にもつながっています。また取材やイベント業務等においても臆することなく挑戦することができています。

毎日新しく学ぶことが多くて、めまぐるしく日々が過ぎていきますがとても楽しく働けていることが、本当にありがたいと感じます。

転職直後はお給料もアパレル販売スタッフ時代より少し下がりましたが、経験を重ねることで仕事も少しずつ評価されるようになり、あのまま販売スタッフとして働き続けていたら得ることはできなかったであろう額まで今ではお給料が上がっています。

それから事務作業の面ではパソコン操作がメインとなるため、資格を取得して本当に良かったと思っています。

事務作業を会社で経験してきた人にとっては当たり前のパソコン操作も、私のように今までパソコンを使っての作業が極端に少なかった人にとっては、難しいことが実は多くあり、資格を取得していなかったら随分苦戦していたと思います。

年齢を重ねるほど、自分の知らない未経験の分野に足を踏み入れることは難しくなっていくと思うので、30歳でこの弱点に気付けたのは本当に良かったと今では思います。

そうした私の転職について、周りからは「よく畑違いの仕事に就いたね〜…。」と驚かれ、「大変でしょう。」と言われることが多々あるのですが、私自身としては転職前までに得たさまざまな経験があったからこそ繋がった新しい職場なので、決して前職までの自分をリセットして飛び込んだ世界ではありませんし、転職のために前職で集めた多くの自分の経験を使い、転職によりまた新しい経験を得ることが出来たと思っています。

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そういう意味では、30代での転職だからこそ就けた仕事で、あのタイミングだったからこそ今のマスコミ関係の仕事に就くことが出来たのではないかと思っています。

大好きだった販売スタッフの仕事の経験があってこその今の仕事は、私の中ではとても自然なスキルアップなのです。

転職をした当時を振り返って大切だなと思うことは、自分の10年後、20年後の未来が想像できているかだと思います。

私の場合は販売スタッフの仕事が好きで、辞めたいと思っていたわけではなかったですが、将来を想像してみたときに無理があると感じていました。年齢を重ねるごとにその時できる仕事も変化していきます。

そのことを踏まえて、今の自分の働き方がこの先続けていけるのか、将来自分がどういった働き方をしたいかと具体的に想像してみて、どんどん行動に移していくことが、転職のタイミングを間違えないコツなんじゃないかと思っています。

他人が見れば畑違いだと感じる仕事であっても、自分の中で繋がりがあれば、どんな職場でもチャレンジしてみることが正解なのだと感じています。

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