【体験談】人間関係が原因で公務員から転職

人間関係が原因で公務員から転職

最近では、若い人の就職希望先でも人気の高い公務員ですが、今回紹介する転職体験談は33歳で公務員から社労士事務所へと転職をされた男性、宇治原さん(33歳)ー仮名ーの転職体験談です。

 

宇治原さんのプロフィールを簡単に紹介すると…

宇治原さんのプロフィール

宇治原さんは大学卒業後に大学院に進み、地元の市役所に勤務をすることとなり結婚をして頑張っていたのですが、次第に市役所内での人間関係が悪くなってしまい、耐えきれなくなって社労士事務所へ転職をすることに。

転職する一番のきっかけになったのはズバリ人間関係なのですが、その人間関係を崩す原因となったのは仕事ができない自分への苛立ちだったのです。

 

今であれば多くの方が羨ましく思うよな市役所勤務の公務員。公務員からの転職は上手く行ったのでしょうか?

また、実際市役所での仕事内容というのはどういうものなのでしょうか?その辺りの話を交えて、今回は公務員から転職をした宇治原さんの転職体験談を紹介します。

 

市役所での公務員としての仕事内容

安定を求めた市役所での仕事内容

今回は市役所勤務の公務員だった私の転職体験談をお話しします。

現在公務員の方で転職を考えている方、もしくは公務員になろうとしている方の参考に少しでもお役立ちできれば幸いです。

 

簡単に私が市役所で働くまでの経緯をお話すると、

高校を卒業し地元近郊の大学に進学をして大学院に進み、市役所に就職をしたという感じでした。

 

特に「公務員になりたい!」といった願望は当初はありませんでした。そのため就職活動もして企業の面接なども受けていたのですが、特に何かしたい仕事があるというわけでもありませんでした。

しかしこの就職活動をしている頃から、どこかしらに「安定したい」という思いがあったのかもしれません。

したい仕事がない。でも安定したい

ごくごく普通の家庭で生まれ育ち、私は3兄弟の末っ子で私が大学を卒業する頃には両親もそれなりに歳をとっていたので、市役所で働くことが決まった時には相当喜んでいました。

年配の両親からすれば、末っ子である私が安定した公務員になったということで「ようやく子育てが終わった」とホッと肩の重荷が降りたのだと思います。

 

市役所での最初の配属は国民年金課の庶務係でした。

仕事内容はというと勤怠の管理、いわゆる残業時間の管理、備品の補充、あとは年間予算の資料作りのお手伝いなどでした。

 

具体的には、毎日過去に作られたものを参考に稟議書(りんぎしょ)を作り、ハンコをもらうのです。

一般企業とは違うかもしれないのですが、市役所ではちょっとした備品を発注するのにも稟議書を作る必要があり、日々この稟議書を作ることをしていました。

あとは会議や出張のための決済なども行い、市民のための仕事というよりは市役所で働く同じ課の人のために仕事をしているという感じでした。

 

公務員になったもののやりがいを見出せなかった

 

当時の給与はというと、大学院卒でアパートを借りていましたので、基本給+住宅補助+通勤手当(駐車場代なども含む)で28万円くらいでした。地方だったので地元にしては恵まれた条件の仕事でした。

市役所での公務員という仕事は、恵まれた条件だったのは間違いないのですが、私にとってのやりがいは?というと全く別物だったのです。

公務員からの転職理由は、自分は一体何のために…

やりがいが無く人間関係まで悪化

市役所で仕事をし始めて数年は順調でした。

公務員だということもあり、一般企業と違って会社の業績に左右されることもなく毎年ボーナスも支給され、安定した生活をしていました。

30歳の時には結婚をしたのですが、結婚をした後もこれといった不自由もなく順調な生活でした。

 

しかし、あまりにも毎日が単調すぎたのです。次第に仕事自体に意味を見出すことができなくなってきたのです。

仕事内容も同じことの繰り返しで「ちょっと賢いロボットでも自分と同じことができるのでは?」と思うような日も多々ありました。(笑)半分鬱のような状態になっていたのだと思います。

 

自分の仕事に意味を見出すことができなくなってくると、仕事にも全く身が入らなくなってきます。

市役所なので書類に抜け漏れなどがあってはいけないのですが、今まで難なくこなせていたようなことができなくなってしまい、稟議書などを抜け漏れなく、決められた通りに書類をつくるということができなくなっていたのです。

仕事に対して集中力が全くなくなってしまっていたのです。

仕事にやる気がない男性

 

とは言っても、稟議書を含め書類を書くのが仕事ですから、毎日毎日、自分が書いた書類の書き直しをしていました。

自分のミスで書き直しをしているのですが、自分への不満が日々高まってきます。当然上司からもミスを指摘される回数も増え、部署内でも「またアイツかよ…」みたいな冷たい目で見られている気がしていました。

 

仕事終わりに別部署の同期と酒を飲む席などでは、職場の愚痴を言うばかりでした。ここぞとばかりにストレス発散のために愚痴ばかりを言い、家に帰っても妻に仕事の愚痴を言ってました。

どうせ俺なんかさぁ

 

それでも「恵まれた公務員なんだから」とか「他にできることなんてないんだ」と思い、仕事は続けていました。

しかし、ふと我に返った時に「自分は一体何をしているんだろうか…」という思いも込み上がってくることがあり、自分の仕事に自信を持つことすらできなくなることも。

 

そんな気持ちで仕事を続けていくと、次第に職場の悪いところをばかりと探すようになりました。

私が務めていた市役所では年功序列の力関係が特に強く、これも私が不満を抱くポイントでもありました。

これまでは市役所に不満があっても我慢をしていたのですが、上司に反発をするが当たり前のようになり、家に帰って妻にまで八つ当たりしてしまう始末。

 

家にも職場にも居場所が無い…

 

そんなことをしていると職場でも私は浮いてゆき、周りの人ともほとんど口を聞かないような状態になってしまいました。

露骨なイザコザなどはありませんが、「自分が職場にいない方が仕事がスムーズに進むのでは…」と思い始め完全に居場所がない状態になっていました。

 

その頃にはもう市役所での人間関係自体がストレスになってきて、会議がある日には仕事を当日欠勤することも。

もはや仕事をできる状況ではなくなり、人間関係を理由に市役所を退職することにしました。

 

人間関係が原因で転職を考える人は多い
宇治原さんー仮名ーの場合、仕事に意味を見出せなかった結果、人間関係が悪くなってしまい退職という道を選ぶことになりました。

女性の場合に、女性が多い職場に務めていると「人間関係が…」と仕事を辞める人が多いのですが、最近では男性でも人間関係が嫌になって転職を考える人が多いです。

人間関係が嫌になり、次第に仕事をする気力まで失い、自分を責めてしまい精神的に追い込まれる人も少なくないのです。

市役所勤めの公務員を辞め、半年かけての転職活動

転職活動で見つけたやりたい仕事

市役所を辞めてスグの頃は結婚をしていたにも関わらず体調が良くない日が続き、なかなか次の仕事を探す気にはなれませんでした。

安定していた公務員時代の貯金を切り崩し、無職のまま家族3人で生活をしていました。

 

しかし、市役所を辞めて半年ほど経った時に大学院時代の友人たちと飲む機会があり、その時に「友人たちは頑張って仕事をしているのに自分は…」と言う気持ちが出てきて、転職活動を本格的に始める決意をしました。

 

転職活動はパソコンやスマホを使って転職サイトなどで探していたのですが、市役所に勤務していた時の経験が活かせるような仕事が見つからず、ハローワークへも足を運びました。

転職先として考えていたのは、特にやりたい仕事と言うのはなかったので、将来のことを考えて給料面などの条件が良いところと、仕事にやりがいがある会社に転職をしたいと言う2点だけでした。

転職先に望む事

人によると思いますが、私がしていた市役所での公務員の仕事はやりがいを感じることができませんでした。

そのため仕事を通じて人の役に立てるような仕事をしたいと望んでいたのです。

 

スマホで転職サイトを見てハローワークに通う、この生活をしばらくの間続けていましたが、自分の希望に会うような転職先はなかなか見つかりません。

市役所を退職してから10ヶ月ほど経とうとした頃だったと思うのですが、転職先が見つからず悩んでいた私は家でたまたまテレビを見ていたのですが、新人の社労士の特集が情報番組で放送されていたのです。

 

私が市役所に勤めていた時は国民年金課で仕事をしていたので、社労士の仕事に興味があったのです。

番組を見ているうちに次第に社労士の仕事に引き込まれ、番組を見終わった後で「コレかもしれない…!」と社労士の仕事にどんどん興味をもち始めたのです。

この仕事だ!

それからは、転職サイトやハローワークで、求人をしている社会保険労務士の事務所を転職先の第一候補として探したのですが、ほとんどのところが社労士の資格が必要なところばかりでした。

冷静に考えれば当たり前のことですよね(笑)

これから資格をとって勉強しようと思っている人を求人にかけるなんてことは、ほとんどの社労士事務所がしていませんでした。

 

それでも自分でも初めて「この仕事をしてみたい。」と思った仕事だったので、近郊の社労士事務所に片っ端から「働かせて欲しい」という電話をしてみたのです。

電話をしてもほとんどが門前払いの状態だったのですが、1つの社労士事務所が私が市役所の年金課にいたことに興味を持ってくれたのです。

その後履歴書や職務経歴書などを送り、面接をしていただき「本気で社労士の仕事をしたい」ということを伝え、事務員として仕事をさせていただけることになったのです。それが現在の職場でもあります。

 

どんな仕事がいいか分からない…そんな時こそ
転職をしたい!でも自分にどんな仕事が向いているのか分からない…という30代の人は多いです。

そんな時に勢いに任せて転職をしてしまうと「転職しない方がよかったかも…」なんてことにも。

自分に向いている転職先を探す!のは、一人ではなかなか答えが見つからなかったりします。そんな時こそ転職のプロ、転職エージェントに相談をして、あなたのこれまでの経歴や経験をもとに希望に合った転職先をサポートしてもらいながら探すのがベストです。

事実、転職エージェントを利用して転職をした人の方が、希望に合った転職先を見つけられる可能性が高いです。

 

社労士事務所に転職をしてからのこと。

転職で変わった仕事へのやりがい

私が転職をした先の社労士事務所の先生は、自作の経理ソフトを開発をして販売したり、行政書士の資格も持っていたり、さまざまな業務を行っていました。社労士事務所の中でも比較的柔軟に何でも業務を行っていました。

社労士事務所で働きだした頃は、結婚しているということと前職が国民年金関係の仕事をしていたということもあって、給料面は優遇していただき市役所時代に近い月24万円ほどでした。

市役所時代の住宅補助などはなくなりましたが…笑。

 

仕事内容はというと、社会保険労務士の仕事は書類作成の代行がメインの仕事で、健康保険や厚生年金の取得や喪失の手続きを行います。その手続きのサポートなどをしていました。

それに加えて、社労士になりたかったため勉強することも多く、さまざまな補助金のことを勉強したり、国民年金についてのことを一から勉強し直したりと、社会保険労務士の資格取得のために勉強を本格的にはじめました。

 

あと事務所では給与の処理の代行などもパソコンで行っていました。所長の先生と取引先へ同行させてもらったり、自分で社会保険事務所をまわったりと入社した当時から忙しかったです。

その後私も無事に社労士の資格を取得して、引き続き同じ事務所で社労士として働いて今に至るという感じです。

 

市役所で仕事をしていた時は

「自分の仕事が本当に世の中や市民の方の役に立っているのか?」

という疑問がつきまとっていました。

しかし今は、社労士という資格を取得したこともあり、市役所で仕事をしていた頃よりも自信を持って毎日を過ごせています。

 

市役所を辞めた当時の本当のことをいうと、両親から公務員を辞めることをもったいないと反対されたり、友人たちからも、せっかく公務員試験に受かったのに…というような声が多かったです。

私自身も市役所を辞めた直後は「辞めなかった方が良かったのでは…」と後悔するような日も多々ありました。

 

でも、自ら安定を求めていた私が言うのも何ですが「仕事にやりがいというのは間違いなく必要です。」今考えれば勢い余って市役所・公務員を辞めてしまったと言う部分もあったことは間違いないです。

ただ、今の自分はというと先ほども書いたように、社労士として自分に自信を持って仕事をすることが出来ているので、あのまま続けて嫌々市役所で仕事を続けるよりも良かったと断言できます。

 

30代になって家族もいる中で安定した職場を捨てた訳ですが、仕事に対しての自信を持つことと言うのは大事なんだなと実感しました。

多くの人は1日のほとんどの時間を仕事に奪われてしまいます。その仕事が苦痛だと感じているのであれば人生がもったいないですよね。私と同じようなことはオススメはしませんが、少なくとも自分が自分の仕事に自信を持つと言うことは大切だと思います。

「公務員から転職はもったいない」は、あくまでも周りからの印象

公務員を辞めるのはもったいない

ここからは体験談ではなく公務員から転職することについて、世間でよく言われていることについて紹介します。

世間的に公務員の人が転職する時によく耳にするのが、

「公務員から転職するなんてもったいない…」

ということですよね。

自分の祖母や母親も「公務員なら一生安泰」説を強く信じていて、公務員だった親戚が転職する時には「もったいないねぇ」なんてことを言ってたのを思い出します。笑

 

ただ、自分が採用担当をしていて感じるのは…

公務員から転職を考えている人も多いです。

実際に求人広告を掲載すると、1回の求人につき1人は公務員の方から応募があります。

大学を卒業してそのまま公務員になり働き続け、30代前後で公務員からの転職を考える人が多いような印象があります。

職種も様々で、自分が面接を担当した元公務員の人は教師だった人が多いです。他にも区役所勤務の人や、警察官・消防士・自衛官の人もいました。

 

面接の時には「公務員から転職するのもったいないとか思ったりしませんでしたか?」と質問したりするんですが…笑

「もったいないよりも、やりたい仕事をしたいという気持ちの方が強かったです。」

という返答が多いです。

公務員から転職しようと思って実際に応募までしている訳ですから、当然と言えば当然ですよね。笑

 

公務員をしていて、まさに今「転職を考えている」という人もいると思います。そんな時に、

「公務員から転職するなんてもったいない」

なんてことを聞いて「もしかしたらとんでもなくもったいない事をしようとしているのかも…」なんて思ってしまい、転職を迷ってしまう人もいると思います。

ナニが伝えたいかと言うと、公務員からの転職がもったいないというのは、あくまでも周りから見るとそう思うだけという事です。

実際に公務員から転職を決めて面接に来る人に話を聞いてみると、もったいないという気持ちはほとんどなく「やりたい仕事をしたい!」という気持ちが強い人がほとんどです。

だからといって「公務員から転職しろ!」なんて言ってるのではないですよ。笑

公務員から転職する理由…それはこんな事

公務員から転職する理由

公務員から一般企業に転職をする場合、どんな理由で転職をする人が多いのか?

公務員をされていて転職を考えている人からすれば、気になる人も多いかと思います。

 

そこで、実際に自分がこれまで面接を担当をした、公務員から転職を考えて実際に転職活動まで進んだ人の転職理由をいくつか紹介します。

どんな理由があって公務員から転職を考えた人がいたかというと…

安定を求めたものの、仕事のやりがいや達成感がなかった。

「やりたい仕事ではなく、今は安定を求めるべき」なんて言われる時って繰り返しありますよね。

そんな時に安定を求めて公務員になったものの、ノルマや目標があるわけでもなく数年経ってくると、仕事に対してやりがいや達成感をが全く感じられない…と公務員から転職する人は結構いました。

公務員は世間で言われるほど待遇が良くはなかった。

世間的には公務員=安定ということは「待遇が良い」と思われていますよね。しかし、いざ公務員になってみたら想像していたよりも待遇が悪くて転職を…というケースも。

もともと興味を持っていた仕事にチャレンジしたくなった。

就職の時に、興味がある業種の一般企業と公務員を比べて、結果として公務員を選んだ人の場合、30代になって「やっぱりあの時興味があった仕事にチャレンジしたい!」となって、公務員から転職する人も。

民間とは違って閉鎖的な環境が嫌だった。

公務員という立場や、他企業との付き合いが少なかったりするため、限定された人との付き合いしかないことを閉鎖的に感じて、環境を変えたいと思い公務員から転職を希望している人もいました。

決まりきった業務内容が面白く感じれなかった。

市役所で働いている人だったのですが、毎日同じ書類に目を通して同じ業務を繰り返すということに面白さを感じられなくなり転職を考えるようになったという人も。今回紹介した体験談の人もこのケースにあてはまりますね。

この決まりきった業務と一つ前の閉鎖的な環境というのは、公務員の人だけじゃなく銀行員の人も同じことを言ってた人がいました。

 

これまでに自分が実際に面接をしたことがある公務員の人だと、こうした理由で転職を考えた人が多いです。

最初は安定を求めても、仕事を初めて数年経ってくるとやりがいや達成感を感じられなくなる人は多いのかもしれないですね。

元公務員だから転職しても待遇が良いはず…は間違い。

公務員だからこそ転職する時には

自分にも元公務員で今はIT業界に転職をした知り合いがいます。

自分はその知人よりも先にIT業界に転職をしたので、知人が公務員からIT業界に転職を考えている時に相談を受けたのですが、その知人が公務員から転職をするにあたり誤解していたことが一つありました。それが、

公務員だから転職をしても待遇が良いはず。

ということです。

 

その知人も大学を卒業してずっと公務員をしており、30代で思い切ってIT業界にチャレンジという背景でした。

公務員時代には給料もそれなりにもらっており、年収で言うと450万円ほどでした。

知人からするとIT業界未経験だったとしても、元公務員だということもあり給料は公務員時代に近い金額をもらえるだろうと思っていたのですが…

転職した時の年収は公務員時代の半分より少し上の250万円ほどからのスタートでした。

 

元公務員だからといって、無条件で転職をしても待遇が良い訳では無いのです。

やはり公務員時代に培ったどんな経験やスキルが転職先で役に立つのかをアピールできなければ、待遇良く転職をするのは難しいのです。

だからこそ、自分が公務員の人に転職をする時に薦めるのは、転職サイトではなく転職エージェントを利用するという転職活動の仕方です。

経験や技術がある人でも、自分にどんなスキルがあるのかを客観的に見て書き出すことは難しかったりします。

そんな時こそ転職エージェントとこれまでの仕事内容や業務を棚卸しして、企業にアピール出来るポイントを探すべきです。

公務員時代は当たり前だったことも、転職の時には武器になる可能性もあるので。

⇒30代で公務員から転職を考えている人におすすめなのが、この転職エージェント

 

人間関係が原因で公務員から転職

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