【体験談】損害保険会社の事務職から転職したシングルマザー

損保会社から転職したシングルマザー

正社員や派遣社員さらにはパートやアルバイトなど雇用形態にも色々とありますが、今回紹介する転職体験談は雇用形態をめぐり勤めていた会社に不信感を持ったシングルマザーの女性、和田さんー仮名ーの転職体験談です。

和田さんの経歴を簡単に紹介すると…

和田さんのプロフィール
和田さんは38歳の時に転職を経験された女性で、転職時にはシングルマザーで2人の子供がいました。

転職前の仕事は損害保険の会社で事務職をしており、フルタイムのパートとして勤務していました。

「正社員になれるかもしれない」という話がきっかけで、勤めていた損保会社に不信感を持つことになり転職することになるのですが…

 

シングルマザーの女性で2人の子供がいるだけでも大変な事は分かるのですが、保険会社でどんな事があり38歳で転職に踏み切ったのでしょうか。

では、和田さんの転職体験談を紹介します。

 

⇒シングルマザーの転職体験談一覧はこちら

損害保険会社で事務職をしていた頃の事

損保会社で仕事をしている女性の画像

私は先日40歳になったシングルマザーの女性です。現在中学校に通う子供が二人いるいわゆるシングルマザーの母子家庭です。

38歳の時に当時勤めていた損保会社から転職をし、今は3人プラス一匹のワンコと仲良く楽しく暮らしています。

 

転職をする以前は、損害保険の会社で事務職をしていました。

仕事の主な内容はお客様からの契約の問い合わせや、保険を取り扱う代理店からの照会、保険契約の計上処理や経理関係もしていました。

常に電話でのやり取りとパソコンとのにらめっこが多く、オフィスから外に出ることはほぼなくデスクワークの毎日でした。

 

また、保険内容の改定が数年毎にくる為、事務職といっても簡単とは言えない仕事内容でした。保険内容の改定があるたびに内容を覚える必要があるため、日々保険に関する勉強をして頑張っていました。

今になって振り返ってみると「社会人になってから一番勉強をしていたかも」と思うのが、この損害保険会社で事務職をしていた時で、保険の勉強をすることで「将来的に何か保険に関する資格がとれたら良いな」と漠然とですが思っていました。

仕事に直接関係するということもあって、損害保険や保険関係のことを勉強するのを苦に感じることはありませんでした。

勤務していた損害保険会社の雇用形態が納得いかず転職を考えることに

雇用形態に満足できず怒る女性

転職をしようと思ったきっかけは、パートとして勤めていた損保会社との雇用形態でもめた事でした。

私が前職の損保会社で働く際の雇用形態はフルタイムのパートでした。産休で1年間休む正社員の穴埋めということで、もともと1年契約という雇用形態で雇っていただきました。

 

仕事をし始めた当初の私はそもそも長く働くつもりもなかったので、とりえあえず時給が高いことと安定した企業であるということで損害保険会社で働きはじめたのです。

1年契約の期間が満了になるたびに、誰かが辞めたり産休がまたあったりとその度に契約期間が延び、あっという間に気がつけばパート歴3年を迎えていました。

仕事をし始めた当初は保険の知識は素人同然でしたが、フルタイムで3年間パートをしている内に勉強をしたり自然と損害保険の知識が身についたこともあって、社員より私の方が保険について詳しいこともありました。

 

そしてある時、保険会社の正社員の枠が急に一つ空いたため上司から、

「正社員にならないか?」

と声をかけていただきました。

私はちょうどその時夫と離婚が決定的になっていて、今後は私が子供二人を養っていかなくてはいけないタイミングだったため、社員になれるというのは本当にありがたい話でした。

 

離婚は心も体もかなり消耗する出来事だったので、そんな中での正社員雇用の話は余計にうれしく感じて、これからの子供との3人暮らしが損保会社の正社員になる事で、安定したものになることにホッとしたのを覚えています。

パートとして働いていたときは、パートと言っても社員の変わりの補充だったので、社員同様の業務内容をこなし、同じ仕事をしていました。

しかし給料面では正社員よりも低く、そのうえボーナスも無かったため悔しい想いもたくさんしていました。正社員になることで給料面も良くなり、ボーナスも支給されるようになると思っていたので喜んでいました。

今までパートとして頑張ってきたことがやっと認められたと思いました。

正社員登用の試験も受け、本社の人事部から前年の会社で行った健康診断結果を送ってほしいと言われ提出しました。

「正社員になれるんだね、おめでとう!」と周りからも言われ、私もそう信じていました。

 

ですが、何週間経てども人事部からの人事異動通達が来ず、上司が心配して確認すると

「前年の健康診断結果の既往歴(過去にかかった病気のこと)が気になるので、正社員に登用する話は無かったことにしてほしい。だが、一年毎の事務嘱託社員であれば契約を続けてほしい」とのことでした。

この事を上司から聞いた時、頭が真っ白になりました。

本社が出した健康診断の結果は、20代の頃に患った病気がひっかかる。現在は完治していたとしてもまた再発するかもしれないので、保険会社での責任ある仕事は任せられないという結果でした。

20代の頃の病気、しかも現在は完治している病気が原因で私は保険会社の社員にはなれなかったのです。

 

ちょうどその頃、一緒に働いていた社員の女性が寿退職するので、20代の新人が社員として入る予定になっていました。

本社から私の正社員登用は無かったことにという決定を受けて、上司からはその新人の子の指導をしながら引き続きパートとして頑張ってくれないか?と言われたのです。

 

バカにされてるのかと思う気持ちでいっぱいでした。

20代の何も社会を知らない、保険の保の字も知らない新卒の子を社員で入れて、私にはその子より少ない給料で指導という立場に立てというのはあまりにもひどい話だと感じました。

しかも、その入社してくる新人の子は、今体調が万全ではないらしく毎月有休を取る可能性が高く、地元に住んでいない為に通勤に時間がかかるため残業はなるべくさせれないとまで言われました。

 

この話を上司から聞いた時に、私が勤めている損保会社は能力を評価するのではなく、新しい若い子を入れたいのだと感じました。

私のその時の気持ちは、地獄でした。

ちょうど離婚したばかりだったこともあり、私の落胆は本当にヒドイものでした。シングルマザーであることをバカにされているのかとさえ感じました。

子供と3人で暮らしていかなければいけないのに、これからどうしようと不安に駆られ、眠れない日々が続きました。

精神的にも追い詰められていたこともあって、当時の写真を見返してみると私は本当にヒドイ顔をしていました。実際に子供達からも「お母さん体調大丈夫?」と心配されるほど落ち込んでいました。

 

まだ小学生でこれから中学・高校と、まだまだ親の手もお金もかかる育ち盛りの子供たちのことを考えると、容易に仕事を辞めるわけにもいかない状況でした。

しかしそれ以前に、子供がいる私をこれだけ振り回す会社を今後信用することができないし、能力で判断してくれないこの保険会社にいたとしても将来性はなく、私自身も成長できないと感じ、38歳だった私は転職を決意しました。

 

シングルマザーの転職についてもっと知りたい人は▼こちらの記事を

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保険会社の人脈で保険代理店に転職することができた。

保険の仕事のつながりで転職できた

保険会社での事務職から転職をしようと決意して、気持ちの整理はついたものの考える事は山積みでした。

「どんな職種に転職すればいいのか?」

「正社員になれる会社を第一に転職するべきか?」

年齢が若いのであれば選択肢は広がります。しかし38歳の女性でシングルマザーの私には選択肢は狭く、難しい問題でした。

 

私の転職プランとしての理想を言うと、

  • 損保会社での仕事内容は好きだったため、できれば今と同じような保険関係の会社で収入が安定させたい。
  • 仕事にやりがいがあってキャリアアップにつながる仕事したい。

というのが理想的な転職でしたが、年齢のこともあり見つけるのはかなり大変だろうと考えていました。

 

会社のことが信用できなくなり転職を考えていた時、仲良くしていただいてた保険代理店の職員の方と長く話す機会がありました。

その保険代理店の職員の方もなんとなく私の事情を察知してくださっていて、すごく心配してくれていました。その保険代理店の職員の方との話が終わりかけたその時に、

「もしよければウチの保険代理店で働けないか掛け合ってみるよ?」

と話を持ち掛けてきてくれたのです。

その方は保険代理店の職員でだったので代理店主に事情を話し相談してみるから、今すぐ会社を辞めるのではなく少し我慢して働いて結果を待っていてほしいと言われました。

 

シングルマザーである事と自分の年齢の事を考えれば、会社が信用出来ないとしても今の状況で簡単に仕事を辞めると生活できなくなる可能性もあると私も考えていたので、その保険代理店の職員の方を信じて働きながら少し待ってみることにしました。

すると1週間もしない内に保険代理店の店主から連絡をいただき、

「ぜひわが社で働いて欲しい」

と言っていただけたのです。

雇用条件としては「今勤めている保険会社の正社員まではいかないかもしれないけど、正社員として採用したい」と言ってもらえました。

また保険代理店の仕事をよく見て自分に合うかどうか判断してからでも大丈夫だとも。

有難かったです。

 

私はすぐに、その保険代理店の店主と私のスケジュールが合う日にお邪魔させていただき、話し合いをしました。

店主はすごく情が熱い方で、仕事に対しての姿勢や、職員に対しての情の熱さに感心しました。

また、今後は会社の方針をしっかり作っていきたいことと、そのためにも私ぐらい保険関係の知識や能力のある人に来てほしいと思ってらしたみたいで、

「ぜひとも正社員として来てほしい」

と言ってくださったのです。

もう私は、涙が出るほどうれしかったです。

 

実はこの保険代理店での正社員の話をいただく前に、ハローワークや転職サイトなどで良い仕事はないかを探していました。

しかしハローワークでは38歳の女性で、シングルマザーという働ける時間が限られている身では納得できる給料の仕事はなく、仮に転職できたとしても子供達2人を養うことはとてもできませんでした。

そんな中でいただけた今回の保険代理店での正社員の話、だからこそ涙が出るほど嬉しかったのです。

⇒「転職に失敗したくない…」転職に成功した女性がしたことはこちらの記事で

転職をして知った損害保険の仕事の魅力

転職をして仕事に魅力を感じた女性

転職後、損害保険の保険会社に8年間勤めていたとしても会社が違うと勝手も違うため、慣れるまでは大変な日々でした。

また、私の能力を期待して採用していただいたという事もあってプレッシャーを感じて、小さなミスをしてしまうこともありました。

 

ですが、以前働いていた保険会社よりは数十倍も小さな会社ということもあり、保険代理店の方が小回りが利くこと、より取引先や顧客様との距離感が近いこともあり、人と話すのが好きな私にとってはとても楽しく仕事ができていると感じています。

以前の大手保険会社の事務職では、ほぼ毎日社内の同じ人と話す事やパソコンに向き合っている事が多かったのですが、今では様々なお客様と直接話をして、その方の事情などを聞き取りお客様のニーズに本当にあった保険商品を勧めることができる。

それが私にはとても楽しく、またやりがいになっています。

 

小さな会社だからこそ私のような新人でも提案を聞き入れてもらうことができ、以前の保険会社よりも「もっとこうしたほうがいいのでは?」など、損害保険を扱う仕事に対して積極的に取り組めています。

そして、会社の貢献につながるよう、もっと頑張りたいと素直に感じられていることが今は本当にうれしいです。

 

転職は、本当にどんなことがきっかけになるかはわかりません。

私の場合は正社員になれるなれないのいざこざや、離婚がきっかけとなりました。

前職の保険会社が信用できなくなっていたとはいえ、保険会社に勤めていた経験があったからこそ今も保険関係の仕事を楽しくできているのも事実です。

 

今回の転職を通じて大切だなと思ったのは、関係が無いと感じてもいろんな人と関わっておくことが大切だと思います。

そんな人との関わりがあったこともあって、将来が不安になりかけていた私も転職できたのだと思っています。

 

私のように、どこで誰が助けてくれるかわかりません。そして助けてもらった経験があるからこそ、自分も誰かの役に立ちたいと思えるし、誰かが何かあった時に助けようとすぐに思えるのだと感じます。

そして私は今回転職してみて、保険関係の仕事が自分にあっていると実感することができています。

人と接して、お客様の親身になって提案をし、それが喜ばれると次はもっと頑張ろうと感じます。当たり前のことなのかもしれませんが、辛い経験を経て改めて働くことの楽しさに気づきました。

私が毎日疲れ切った顔をしているより、イキイキした姿を見せる方が、子供たちにとってもプラスになると信じています。

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